編集者・山若マサヤによる、旅行記シリーズ「僕が旅に出る理由」
第1号目は「オーストリア編」。
1ヶ月の旅を記録した紀行文を、七咲友梨の写真と共に1冊にまとめました。
七咲友梨写真集『朝になれば鳥たちが騒ぎだすだろう』のアナザーストーリーです。
「勤勉な旅行者がいるとしたら、僕はその反対側に腰掛ける。
そこでコーヒーでも飲みながら、街を眺めていたい」
1ヶ月オーストラリアを旅してくると言うと「どうしてオーストラリアなんですか?」と何人にも聞かれた。この質問に明快に答えるのは難しくて、というのも僕自身オーストラリアのことをほとんど何も知らない。人々はどんなリズムで歩き、どんな調子で話すのか。そこでどんな風が吹き、どんな色の太陽が照らすのか。実感を持ったイメージが像を結ばない。それじゃあちょっと時間をかけて実際に見に行ってみよう、チケットも安いことだし。本当にその程度の思いつきで決めたのだ・・・(中略)・・・僕の旅はいつも衝動的で、具体的な動機を聞かれると困ってしまうのだ。(本文より)
文+デザイン :山若マサヤ
写真 :七咲友梨
仕様 :A5 60ページ
発行 :2019年12月
出版社 :1.3h/イッテンサンジカン
ISBN :978-4-9911101-1-5
[山若マサヤ]
「モウタクサンダ・マガジン」、「TOKYO VOICE」編集長。石川県出身、東京を拠点に編集者として活動。書籍や雑誌の編集、Webのディレクションや、雑誌へのエッセイの寄稿などを行う。
[1.3h/イッテンサンジカンについて]
雑誌「MOUTAKUSANDA!!! magazine」や写真集の発表を行う出版レーベル。ギフトショップ「毒と楽園」の運営も行なっています。1.3h/イッテンサンジカンは、割り切れない曖昧な感覚に価値を見出し、編集、執筆、デザイン、プログラミングまで一貫性を持ったクリエイションに取り組みます。
¥1,100
SOLD OUT